12 月 16 日(月)4 限目に、社会科中大連携授業として、皇學館大学現代日本社会学部の教授である中野 一茂先生に「社会福祉とは何か」をテーマに授業をしていただきました。
イギリスで 1601 年に制定されたエリザベス救貧法のお話から始まり、産業革命を経て 改正されたときには貧富の差が広まっており、国家が国民の生命や財産を守るために法律 や制度を整備していった流れを教えていただきました。さらに日本においては、日本国憲法の第 13 条に幸福追求権が規定されており、生徒一人ひとりにとっての幸せとは何かという問いを追求していってもらいたいことと、生活の中で困ったことがあったら市役所や 町役場に相談してもらいたいということも教えていただきました。
授業の終盤には、2025 年問題にも触れていただき、少子化・高齢化が進むことで生じる 影響を教えていただきました。
今回の授業の中では社会科で学ぶ世界の歴史や日本の歴史、経済や社会保障など公民的 分野の内容、時事問題などあらゆる知識を総合して考える大切さも伝えていただきました。 最後に、「今みんなが学んでいるすべてが役に立つ」という力強いメッセージもいただきました。
普段の社会科の授業と異なり、大学の先生から新たな刺激をいただき、社会福祉に対する理解を深めることができました。